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隣の歯の歯周病はインプラントにも影響する?

インプラント治療を検討する際には、歯周病の有無や進行度をしっかり検査します。なぜなら、歯周病が進行すると、顎の骨が破壊されてしまうからです。インプラント治療では、人工歯根を顎の骨で支えてもらう必要があり、その土台が脆弱になると治療そのものが失敗に終わります。そこで気になるのが周囲の歯の歯周病ですね。

歯茎は連続している組織

始めに、歯周組織の構造について確認しておきましょう。特定の歯が歯周病にかかると、その周囲に深い歯周ポケットが形成されて、歯茎や歯槽骨の破壊が始まります。そうした炎症反応は、基本的に患歯の周りだけにとどまりますが、歯茎・歯槽骨は連続している組織である点にご注意ください。歯周病が重症化すると、隣の歯まで炎症反応が広がることも珍しくないのです。歯周病によって歯茎や歯槽骨が水平的に吸収されていくこもとあります。

インプラントは感染に弱い?

インプラントは、見た目も噛み心地も天然の歯にそっくりですが、顎の骨に埋まっている状態が異なります。天然歯は、顎の骨と歯根との間に「歯根膜(しこんまく)」が介在しているため、酸素や栄養素、免疫細胞などが血液によって供給されます。歯周病を発症したとしても、細菌に抵抗する力を備えているのです。一方、インプラントには歯根膜が存在しておらず、一度歯周病を発症してしまうと、病態がどんどん進行します。歯周病はインプラントの天敵と呼ばれるのはそのためです。

インプラント周囲炎の特徴

インプラントの歯周疾患を専門的には「インプラント周囲炎」といいます。インプラントの周りに細菌感染による炎症反応が起こって、歯茎・歯槽骨が破壊されます。その原理は、一般的な歯周病と同じですが、難治性であり、進行が早い点は特異的といえます。ですから、隣の天然歯の歯周病が軽度だからといって放置していると、インプラントにはさらに重篤な症状が現れることもあるため十分にご注意ください。

逆のパターンもあります

インプラント周囲炎を発症したことによって、隣の歯が歯周病にかかることもあります。上述したように歯茎や歯槽骨は連続している組織なので、感染や炎症が周囲に波及しても何ら不思議なことではないのです。最悪のケースでは、インプラント周囲炎を重症化させることで両隣の歯まで失うこともあり得ます。

歯周病は予防、早期発見・早期治療が基本

ここまで、歯周病とインプラントの関係について解説してきましたが、とにかく重要なのは歯周病を重症化させないことです。インプラントにおいては、歯周病を発症すること自体、致命的なトラブルに発展しかねません。そうした点も踏まえて、歯周病は予防、最低でも早期発見・早期治療に努めるようにしてください。インプラント治療後のメンテナンスも含め、定期的な歯科検診をしっかり受けることで、歯周病の重症化は防げます。歯周病はその他、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞、誤嚥性肺炎などのリスクを高めることもお伝えしておきます。

まとめ

このように、インプラントの隣の歯が歯周病にかかると、インプラントにまで感染が広がることがあります。逆もまた然りです。インプラント周囲炎がもたらす周囲組織への悪影響を考えたら、予防するのが一番であることがわかります。そんなインプラントと歯周病についてさらに詳しく知りたい方は、お気軽に当院までご相談ください。ていねいにカウンセリングいたします。

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