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定期検診が重要な理由について

ヨーロッパやアメリカでは、歯科の定期検診を受けることの重要性が広く知れ渡っています。

とりわけスウェーデンを始めとした北欧諸国は“予防先進国”と呼ばれるほど、予防歯科の概念が広く普及しています。定期検診を受ける人の割合も極めて高いです。

一方、日本は“予防後進国”と言わざるを得ないような状況にあります。そこで今回は、歯科の定期検診が重要な理由についてわかりやすく解説します。

 

早期発見・早期治療が可能となる

歯科の定期検診を受けるメリットして、まず挙げられるのが“早期発見・早期治療”です。虫歯や歯周病は自然に治ることのない病気であり、重症化すると歯そのものを失うため、できるだけ早期に治療を開始した方が良いのです。3~6ヶ月に1回の定期検診を受けていれば、虫歯や歯周病が重症化する前に発見することが可能となります。もちろん、早期治療にもつながります。

 

80歳で20本以上の歯がある人は50%

日本でも予防歯科の概念が広まりつつあり、その効果も徐々に表れてきています。例えば、昨年度は80歳で20本以上の歯を残す、という国が掲げた目標を約半数の人が達成できたのです。いわゆる8020運動と呼ばれるものですね。これはとても大きな進歩であり、喜ぶべき傾向なのですが、欧米と比べるとまだまだの数値といえます。

 

歯を失う主な原因は歯周病と虫歯

そこで注目したいのが、私たち日本人が歯を失う原因です。歯を失うというと、外傷などがまず思い浮かぶかもしれませんが、実は歯の喪失の原因第一位は歯周病なのです。歯周病は、歯の周りの組織に細菌感染が起こり、歯茎や歯槽骨が吸収されていく病気です。つまり、歯そのものに異常は生じないのですが、それを支えている組織が破壊されることで、歯の喪失を招くのです。この事実に驚かれる方も多いことでしょう。ちなみに、歯を失う原因の第二位は虫歯です。

 

歯周病は自覚症状に乏しい病気

歯周病は自覚症状に乏しく、気付いた頃には重症化していることも珍しくありません。それだけに、歯を失う原因の第一位となっているのです。そしてもうひとつ注目すべき数値として、歯周病を発症している人の数が挙げられます。これは厚生労働省が推定値として発表しているものですが、日本人の成人の約8割が歯周病にかかっているものと思われるのです。実際にそれだけの人が歯周病と診断され、歯科医院で治療を受けているわけではありません。

むしろ、その大半は歯周病にかかっていることすら気付いていないのです。そこで重要となるのが定期検診です。お口の専門家である歯科医師であれば、軽度の歯周病であっても見逃すことはありません。歯周病は、短期間で重症化する例は稀なので、3ヶ月に1回程度の頻度で定期検診を受ければ、早期に完治させることも容易です。

 

予防にも寄与する

歯科の定期検診は、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療だけでなく、そうした口腔疾患の予防にも寄与します。なぜなら、ブラッシング指導やフッ素塗布、歯のクリーニングなども併せて受けられるからです。そうしたプロフェッショナルケアは、虫歯・歯周病の効果を大きく向上させます。何よりも歯磨きの専門家である歯科衛生士から、最善といえるブラッシング法を学べる点は大きいです。虫歯や歯周病を予防できれば、治療で痛い思いをする必要がなくなります。何よりも歯を失うリスクが低下し、いつまで健康的な口内環境を維持できるのです。

 

まとめ

このように、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療、予防には歯科の定期検診が欠かせません。日本ではまだまだ「歯医者さんは痛くなってから行くところ」という考え方が根強く残っていますが、お口の健康を維持・増進するために、予防を主な目的として受診するようにしましょう。

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