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飲酒とインプラント治療の関係について

皆さん、こんにちは。柏市南柏の関デンタルオフィスです。当院では、多くの患者さんがインプラント治療を希望されますが、その際に治療の成功を左右する生活習慣の重要性をお話しすることがあります。特に「飲酒」がインプラントにどのような影響を与えるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。本コラムでは、インプラント治療における喫煙と飲酒の影響、さらには全身の健康に配慮した生活習慣について詳しく解説します。ぜひ最後までお読みください。

喫煙は原則的にNG

インプラント治療を成功させるうえで、喫煙は非常に大きな障害となります。たばこの煙にはニコチンや一酸化炭素などの有害物質が含まれており、これらは歯茎の血流を悪化させ、インプラント周囲の骨との結合(オッセオインテグレーション)を妨げる原因となります。また、喫煙者は術後の感染リスクが高まることが知られており、インプラント周囲炎を発症しやすい傾向があります。

喫煙による悪影響は科学的にも多くの研究で証明されています。例えば、喫煙者は非喫煙者に比べてインプラントの成功率が大幅に低下すると報告されています。したがって、インプラント治療を受ける患者さんには、治療前から禁煙をお願いしています。喫煙を続けることでインプラントが失敗するリスクを自ら高めることになるため、喫煙は絶対に避けるべき生活習慣と言えます。

飲酒がもたらすインプラントへの影響

一方で、飲酒に関しては喫煙ほど明確に「NG」とされるわけではありません。しかしながら、過度な飲酒はインプラント治療に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

アルコールは体内の炎症を促進する可能性があり、インプラント周囲の歯茎や骨に影響を与えることがあります。また、肝臓に負担がかかることで、治癒力が低下し、術後の回復が遅れることが懸念されます。さらに、飲酒習慣がある方は口腔衛生が疎かになりがちで、これがインプラント周囲炎の原因になる可能性も否定できません。

適度な飲酒であれば、インプラントへの影響は少ないとされていますが、術後の一定期間は飲酒を控えるようお伝えしています。具体的には、インプラント手術後の1週間程度はアルコールの摂取を控え、傷口が完全に治癒するまで慎重に対応することを推奨しています。患者さん自身がインプラント治療の成功を左右する重要な要因であることを認識し、適切な生活習慣を維持することが求められます。

全身の健康のためにも飲酒を控えるべき?

インプラント治療の成功だけでなく、全身の健康を考慮した場合でも、飲酒は適量を守ることが重要です。厚生労働省は「健康日本21」において、適正飲酒を以下のように定義しています。1日のアルコール摂取量はビール中瓶1本(約500ml)程度が目安とされています。

これ以上の飲酒を習慣化すると、生活習慣病や肝臓疾患などのリスクが高まるだけでなく、免疫力が低下する可能性があります。特にインプラント治療後は、身体が回復に専念している時期であるため、過剰なアルコール摂取は避けるべきです。また、適度な飲酒でも、毎日飲むのではなく休肝日を設けることで、全身の健康に良い影響をもたらします。

患者さんには、「インプラント治療をきっかけに生活習慣を見直すチャンス」として、飲酒量を減らし、バランスの取れた食生活や適度な運動を取り入れることをお勧めしています。インプラントの長期的な安定性を保つだけでなく、全身の健康も向上させることができれば、患者さんにとってより良い人生を送る手助けとなるでしょう。

まとめ

インプラント治療の成功には、患者さんご自身の生活習慣が大きく関わっています。喫煙は治療成功率を著しく低下させるため絶対に避けるべきですが、飲酒に関しては適量を守り、術後の一定期間は控えることで悪影響を最小限に抑えられます。また、全身の健康を考慮した場合にも、飲酒量を見直すことは非常に有益です。柏市南柏の関デンタルオフィスでは、患者さん一人ひとりに合わせたアドバイスを行っています。気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。一緒に健康で快適な生活を目指しましょう!

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