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インプラントをしても歯列矯正は受けられる?

インプラントは噛みやすく、残った歯にも負担をかけない素晴らしい治療法であり、審美性も際立って優れています。そのため、口元の美しさまで追求したい方が強く望まれることが多く、歯列矯正も検討中のケースも珍しくありません。そこで気になるのが「インプラントを入れても歯列矯正は受けられるのか?」という点ですよね。また、インプラントも歯列矯正も受けたい場合は、どちらを先に行った方が良いのかも知りたいことかと思います。今回はそんなインプラントと歯列矯正の関係についてわかりやすく解説します。

インプラントを入れても歯列矯正は受けられます

結論からいうと、インプラントを入れたとしても歯列矯正は受けることが可能です。とはいえ、適応症は限られますし、歯列矯正をする際にさまざまなデメリットを被ることがある点にも注意しなければなりません。

インプラントは矯正で動かせません

第一に注意しなければならないのは「インプラントは矯正治療で動かすことができない」という点です。インプラントには歯根膜(しこんまく)が存在しておらず、顎の骨と直接、結合しています。そのような状態の人工歯根に対して矯正力を働かせても、適切に移動することは不可能なのです。骨の吸収は起こるものの、骨の再生が起こらないため、最終的にはインプラントが脱落することでしょう。

インプラントと矯正は同時進行できません

インプラントと歯列矯正の両方を検討中の方は、同時に行うのが最も効率的ですよね。インプラントはほとんどの症例で6~8ヶ月程度の治療期間を要しますし歯列矯正は2~3年に及びます。それなら同じ時期に進行することで、治療期間を短縮することができそうなものですが、実際は不可能です。なぜなら、インプラントが骨と結合して安定するまでには、数ヶ月の期間を要するからです。その間、ブラケットなどを装着して矯正力を作用させると、インプラント治療は失敗に終わります。

歯列矯正を先に行う方がいい?

もしもインプラントと歯列矯正の両方を行いたいのであれば、歯列矯正を先に行った方が良いといえます。歯列矯正が終わる頃には、欠損部の骨が痩せてしまうなどのデメリットもありますが、順序としてはその方が適切です。部分矯正など、インプラントを埋め込んだ部位が矯正処置とあまり関連がないのであれば、先にインプラント治療を実施しても良いでしょう。これもあくまでケースバイケースです。

インプラント治療後に歯列矯正できないケース

インプラントを埋め込んだ本数が多かったり、インプラントを装着した人工歯を大きく移動しなければならなかったりするケースでは、歯列矯正できないことが多いです。その点は、カウンセリングや精密検査を実施してみなければ判断できません。

「インプラント矯正」について

ネットなどのメディアでは「インプラント矯正」という名称を見聞きすることがあります。「インプラント」と「矯正」という名前が組み合わさっているので、これらの治療を同時に行えるように思われがちですが、それは間違いです。インプラント矯正とは、「矯正用アンカースクリュー」という小さなネジを使って固定源とし、歯列矯正の効率化を図る治療技術です。人工歯根を埋め込むインプラント治療とはまったく別物ですので、その点はご注意ください。

まとめ

このように、インプラントは銀歯やセラミック歯のような被せ物とはまったく異なる装置なので、歯列矯正を行える場合と行えない場合とに分けられます。どちらかというと、歯列矯正の難易度が上がる、あるいは適応外となるケースの方が多くなっていますので、気になる方は当院までご相談ください。

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