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インプラントと差し歯の違いについて

歯科治療で使う人工歯というのは、いろいろな種類があってよくわからないという方も多いです。とりわけインプラントはまだまだ広く認知されていない治療法なので、その他の装置との違いに関する質問はよく受けます。今回はそんなインプラントと差し歯やブリッジとの違いについてわかりやすく解説します。

インプラントと差し歯はまったく異なる装置

一般の方が混同しがちなインプラントと差し歯ですが、これらはまったく異なる装置といっても過言ではありません。そもそも適応症がまったく異なるからです。インプラントは、歯を丸ごと1本失った、あるいは抜歯する予定のケースに適応される治療法です。歯根から歯冠までを人工物で回復させるため、天然の歯質が残っていては適応できません。

一方、クラウンあるいは被せ物とも呼ばれる差し歯は、天然の歯根とある程度の歯冠が残っていることが前提です。歯質が残っていなければ“被せる”ことができませんよね。ですから、歯科治療ではインプラントと差し歯で迷うことはまずありません。ただ、差し歯の治療が可能なケースでも、抜歯をしてインプラントを装着するという選択肢がないわけではありません。

インプラントでも差し歯は使う?

少しややこしいのですが、インプラント治療でもいわゆる“差し歯”は使います。専門的には“上部構造”と呼ばれるもので、セラミックで作るのが一般的です。仕上がりだけを見たら、セラミック製の差し歯と何らか変わりはないので、それも一般の人に誤解されやすい点なのでしょう。逆の発想をすると、歯が丸ごとない状態で欠損部をそこまで自然に回復させることができる点に驚かされますよね。ちなみに、インプラントの上部構造は、人工歯根の連結するアバットメントを土台にして装着します。

ブリッジにとの違いについて 

インプラントはブリッジと比較検討されることが多い治療法です。ブリッジも歯を丸ごと失ったケースが適応症だからです。
そんなブリッジの特徴を簡単にまとめると以下のようになります。

・保険が適用される
・外科手術は必要ない
・人工歯が複数連なった装置
・被せ物だけで歯根はない
・健康な歯を大きく削って支えとしなければならない
・歯根がないので顎の骨はどんどん痩せていく
・保険のブリッジの寿命は7~8年程度

このうち「保険が適用される」と「外科手術が不要」という2点はインプラントにはないメリットです。この点を重視するのであれば、インプラントではなくブリッジを選択した方が良いといえます。それ以外の特徴に関しては、インプラントと比較した場合、すべてがブリッジを選択することのデメリットとなります。インプラントとブリッジの根本的な違いは「人工歯根の有無」ですが、その1点が異なるだけでも治療で得られる効果に大きな違いが現れてくるのです。

インプラントも天然歯にはかないません

重症化した虫歯では、歯の神経を抜いて根管治療を行う必要があります。その後に差し歯・被せ物を装着するため、それならいっそ歯を抜いてインプラントを埋め込んだ方が見た目も機能性も良くなるのでは?と思われるかもしれませんが、現状、インプラントでも天然歯にはかないません。時間がかかっても根管治療を施すことで歯を保存できるのであれば、抜かずに残して差し歯を装着することをおすすめします。

まとめ

このように、インプラントと差し歯は適応症や治療目的が根本的に異なる装置ですので、比較する必要はありません。歯科治療はわかりにくいことが多いので、少しでも疑問に感じたり、不安に思ったりするようなことがあれば、歯医者さんに質問しましょう。関デンタルオフィスまでご相談いただければ、快くお答えします。

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